秋から冬になると手足が冷たくて仕方ない…これって体質だから仕方ないよね?
私も長年そう思っていました。でも栄養療法を始めてから気づいたんです。冷え性は体質じゃなくて、栄養不足のサインだったんだって。
夏でも冷たい飲み物が飲めない、冬は手足が氷のように冷たい。
そんな「冷え」を、生まれつきの体質だからと諦めていませんか?
今回は、一般的な冷え性対策とその限界、そして藤川理論の視点から見た冷え性の本当の原因をお伝えします。
冷え性は「体質だから仕方ない」ものではない
冷え性というと、生まれつきの体質や、女性に多いものというイメージがあるかもしれません。
ですが、藤川理論(分子栄養学)の視点では、冷え性の多くは体質ではなく栄養不足のサインだと考えられています。
体は本来、食べたものを材料にして熱をつくり出しています。
その材料が足りていなければ、いくら厚着をしても、体の芯から温まることは難しくなります。
一般的な冷え性対策とその限界
冷え性対策として一般的に紹介されているのは、次のような方法です。
よく言われる冷え性対策
- 靴下の重ね履きやレッグウォーマーで温める
- 湯たんぽやカイロを使う
- 生姜など体を温める食材を摂る
- 湯船にゆっくり浸かる
どれも大切な対策ですし、一時的に体を温める効果はあります。
ただ、これらを続けても根本的に冷えが改善しない場合、体の中で熱をつくる力そのものが不足しているのかもしれません。
藤川理論的にみる冷え性の本当の原因
タンパク質不足で「熱をつくれない」体に

私たちの体は、食事をすると消化・吸収の過程で熱を生み出しています。
これを食事誘発性熱産生(DIT)と呼びますが、実はこの熱産生効率は栄養素によって大きく違います。
摂取したエネルギーのうち熱に変わる割合は、糖質が約6%、脂質が約4%であるのに対し、タンパク質は約30%にものぼります。
さらに、体がつくる熱の60%は基礎代謝によるもので、この基礎代謝量は筋肉量に比例します。
つまり、タンパク質が不足していると、消化の過程で生まれる熱そのものが少なく、筋肉もつきにくいため、慢性的に「熱をつくれない」体になってしまうのです。
タンパク質の必要量については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【たんぱく質】1日の摂取量を解説!たんぱく質って一体どれだけとればいいの?
鉄不足でヘモグロビンが減ると、体の隅々に酸素も熱も届かない
血液中で酸素を運ぶヘモグロビンは、ヘム(鉄)とグロビン(タンパク質)からできています。
鉄が不足するとヘモグロビンが十分につくれず、酸素や熱を体の隅々まで届ける力が落ちてしまいます。
特に手足の先は毛細血管が細く、血流が滞りやすい場所です。
鉄不足による隠れ貧血がある方は、冷えも同時に抱えていることが少なくありません。
隠れ貧血・鉄不足の症状をセルフチェック!対策と鉄の摂り方を解説
藤川徳美先生の著書にみる「冷えと栄養」の関係
藤川理論の提唱者である藤川徳美先生も、著書 体の芯を温めれば、みるみる健康になる!冷えた体に病気は宿る の中で、冷え症や低体温は体質ではなく栄養不足が原因だと述べています。
診察の中で「不調を訴える患者さんの手は、みな冷たい」「うつ・パニックの女性は冷えていた」といった観察が紹介されており、産後うつなど気分の落ち込みと冷えが同時に見られるケースも多いとされています。
対策として重視されているのが、タンパク質・鉄に加えて、ビタミンC、ビタミンB50、ナイアシンアミド、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンEといった栄養素です。
特にマグネシウムは「体温を上げる鍵」とされ、精製された砂糖の摂りすぎを避けること、そして塩分を制限しすぎず、ミネラルを含む天然塩(ぬちまーすなど)を選ぶことも勧められています。冷えが改善すると、痩せやすく太りにくい体にもなっていくとされています。
※精製塩はマグネシウムなどのミネラルがほとんど含まれていません。ミネラル豊富な天然塩を選びましょう。
メガビタミンの考え方や具体的な摂り方は、こちらにまとめています。
最新!メガビタミンのやり方、始め方 ビタミンの種類と摂取量を解説【メガビタミン健康法】
冷え性セルフチェックリスト
次の項目に当てはまるものが多いほど、栄養不足からくる冷えの可能性があります。
- 夏でも冷たい飲み物が苦手
- 冬になると手足が氷のように冷たくなる
- 靴下やレッグウォーマーが手放せない
- 体温が35℃台であることが多い
- 立ちくらみやめまいがある
- 疲れやすく、朝がつらい
- 気分が沈みがちになりやすい
私が冷え性と無縁になった理由
ひどい冷え性というほどではありませんでしたが、夏でも冷たい飲み物が飲めず、寒がりで、冬に手足が冷たくなるのは当たり前だと思っていました。
そういう体質だから仕方ないと、問題だ!と思うより、「寒いし冷えるの嫌だな」くらいにしか思っていませんでした。
そのため、できるだけ温かい飲み物を選ぶ、夏でも常温のものを飲む、夏でも七分丈の服を着る、冬は足首にレッグウォーマー、首にはネックウォーマーをして服の隙間をなくす、といった、自分なりにできることを日常的にやっていましたね。
栄養療法を始めてからは、冷たい飲み物を美味しく飲めるようになり、冬でも素足で気にならなくなり、体の芯から冷たいという感覚がまったくなくなりました。
それも、パチっとスイッチが入ったように変化したわけではなく、そういえば、冷えを感じること減ったな、くらい変化なんです。
次の冬がくる頃には変わっている、それが年々変わっている、そんな感じです。
ある時、子どもが私の腕や手に触れて「お母さん、温かいね!」と言われた時には、「そうなんだ!?私あったかいんだ?」くらいの意識です。
対策:タンパク質・鉄・マグネシウム・天然塩を見直す
冷えを根本から改善するには、体を温める工夫と合わせて、熱をつくる材料そのものを補うことが欠かせません。
まずはタンパク質と鉄から
体重や活動量に応じたタンパク質量が摂れているか、まずはここから見直してみましょう。
卵を1日2個食べる、お肉、お魚を積極的に摂る、おやつもプロテインバーなど、できるところからタンパク質摂取をこころがけていきましょう。
プロテインを取り入れる場合の選び方は、こちらを参考にしてくださいね。
藤川理論のプロテインの選び方!絶対条件と続けるためのコツを解説
鉄不足に心当たりがある方は、隠れ貧血のセルフチェックもあわせてやってみると良いですよ。
隠れ貧血・鉄不足の症状をセルフチェック!対策と鉄の摂り方を解説
マグネシウムと天然塩を取り入れる
マグネシウムは体温を上げる鍵となる栄養素です。
精製された砂糖を控えめにし、塩分を過度に制限せず、ミネラルを含む天然塩を選ぶことも意識してみてください。
消化に不安があるなら、腸内環境から整えるのも一つの方法
いきなりプロテインやサプリメントを増やすことに抵抗がある場合は、先に腸内環境を整えることから始めるのもおすすめです。
EMXGOLDの効果を実体験レビュー!腸内環境を整えて藤川理論の効果を底上げする方法
私自身、EMXGOLDを取り入れたことで、栄養療法の効果をさらに実感できるようになりました。個人的にはかなりおすすめしたいです。
藤川理論の基本もあわせてチェック
栄養療法全体の考え方をまだ詳しく知らない方は、まずはこちらから読んでみてくださいね。
まとめ
冷え性は「体質だから仕方ない」ものではなく、タンパク質・鉄・マグネシウムといった栄養不足のサインであることが少なくありません。
一般的な温め対策とあわせて、熱をつくる材料そのものを見直してみることが、根本的な改善につながります。
私自身、栄養療法を始めてから冷えとは無縁になり、子どもに「温かいね」と言われるほどに変わりました。
毎年冷えに悩まされている方は、ぜひ一度、栄養の視点から見直してみてくださいね。
参考図書
体の芯を温めれば、みるみる健康になる!冷えた体に病気は宿る 藤川徳美
お金をかけないアンチエイジング! 若さを保つ栄養メソッド 藤川徳美